ルームランナーの選び方

前回はルームランナーのメリット、デメリットについてお伝えさせていただきました。

今回はルームランナーを実際に購入し、使用した経験を活かし、これから購入を検討されている方、興味を持っている方に参考になる、選ぶ際のポイントをお伝えさせていただきます。

業務用と家庭用は違う

基本的にスポーツジムで使用しているトレッドミルと家庭用のルームランナーは別物と考えた方が良いです。

業務用のトレッドミルは、スポーツジムに置いてあると、そんなに大きく感じないと思いますが、非常に大型で、走行が安定します。

業務用のトレッドミルを個人で購入する事も可能ですが、家庭用の10倍程度の価格差があります。

こちらで紹介するのは、あくまでも家庭用のルームランナーの事です。

走行面の横幅を確認

ルームランナーを選ぶ際の重要な事は走行面の横幅です。

横幅が広いと走行が安定しますので、一定の広さを保つ必要があります。

各メーカーが開示している機械の寸法で、「横幅」ではなく、「走行面の横幅」を確認する必要があります。

走行面は、業務用トレッドミルはおよそ50cm以上はあるかと思いますが、家庭用は40㎝~50cm程度だと思います。

ルームランナーでウォーキングをする方ならそれ程、気にする必要はないかもしれませんが、走るなら、走行面は最低45㎝は必要だと思います。

速度について

スポーツジムのトレッドミルで走るスピードは、人により差がありますが、おおむね時速8~14キロ程度でしょうか。

ルームランナーは機種によって、対応出来る最大速度が異なります。

個人的見解としては、家庭用ルームランナーで時速12キロ以上の速度は必要ないと思います。

家庭用ルームランナーは業務用トレッドミル程の安定性はありませんし、速度を上げるとその分、振動と騒音も気になります。

時速12キロ以上のスピードで長時間走りたい場合、屋外かスポーツジムで走った方が良いです。

その為、機種を選ぶ際は時速12キロを上限目安とすると良いと思います。

そもそも置けるかチェックする

私が購入したメーカーは一軒家推奨でした。

購入前に床の材質、建物の構造、一軒家or賃貸住宅等の条件で設置が可能かメーカー、不動産屋に確認する必要があります。

【アルインコ】フラットジョグはおススメ

私が購入したのは「アルインコ」というメーカーの「フラットジョグ」という製品です。

設置について

走行面横幅45㎝、最大速度12キロ、コンパクトサイズというのが購入動機となりました。

設置した部屋が一軒家、2階、和室であった為、部屋とはマッチしていませんが、スタイリッシュで見た目は良いです。

組み立ては簡単ですが、非常に重いです。

メーカーサイトでは女性が立てたり、運んだりしている写真がありますが、小柄な女性では不可能だと思います。

2階や玄関から遠い部屋に設置しようとお考えの方は、運送業者への有料オプションや一人ではなく、最低もう一人の設置のお手伝いをお願いした方が良いと思います。

大量の段ボールゴミも出ます。

使用感

走りも安定していて非常に良好です。

メンテナンス

数カ月に1度、走行面がスリップするような現象がありました。

原因は走行面のベルトの緩みが原因だった様で自分で調整する事は安易です。

最初は直し方がわからなかった為、メーカーに相談した所、直ぐに業者の方が調整に来てくれました。

アフターフォローも良好でした。

衝撃吸収マットが必要

床にひくマットが付属されていますが、薄すぎて衝撃吸収にはなりません。

メーカーの方にもお聞きした所、床を傷つけない程度の物なので、別途、衝撃吸収マットを1枚か2枚ひいた方が良いとの事です。

マット選びのポイント

  • マットの厚み

衝撃吸収の為、出来るだけ分厚い物を選択すると良いです。

2枚重ねにすると更に良いと思います。

  • マットの大きさ

汗が飛び散りますので、機械よりも一回り大きいサイズを選ぶとお手入れが楽です。

おススメのマット

ダイヤコDYACO DJM-900は厚み9.5mmで厚みがありおススメです。

まとめ

今回はおススメのルームランナーと注意点をお伝えさせていただきました。

本格的なルームランナーを家に設置するのは簡単ではありませんが、家でのトレーニングの幅を増やし、季節、天候を問わず、手軽にランニングが出来るので非常におススメです。

参考にしていただければ幸いです。