タンパク質おススメ食材

タンパク質はカラダを作る為に重要な要素です。

1日に必要なタンパク質はカラダの大きさ、生活習慣、運動習慣などにより大きく異なるので、一律には決められません。

今回は一日に必要な理想的なタンパク質の量の計算方法代表的な食品に含まれるタンパク質の量をお伝えさせていただきます。

タンパク質必要量の計算

1日に必要なタンパク質の量は体重から計算する事ができます。

一日のタンパク質量:体重から計算

体重×タンパク質0.8~1.5g

体重あたり1gのタンパク質が基本。

(例)体重50kgの場合

体重50kg×タンパク質1g=50g

特に高齢の方は加齢により、筋肉が減少していきますので、筋肉量、筋力を維持する上で体重あたり1g以上のタンパク質を摂る事を目安にすると良いと思います。

耐用上限量

耐用上限量とは習慣的にカラダに取り入れて、何らかの不調が生じない上限の量のことです。

タンパク質については耐用上限量を設定する明確な根拠がない為、定められていません。

しかし、タンパク質はカラダにとって重要な要素なので、多すぎても、少なすぎても長期的にカラダに思わぬ不調が生じる可能性があるので、基本以上や以下に設定しようとお考えなら、専門家に直接相談する必要があります。

タンパク質の上限

体重×タンパク質1.5g以内

・PFCバランス

たんぱく質は総カロリー35%以内

食品のたんぱく質

タンパク質を含む食材で思い浮かぶのは「肉、魚」が一般的だと思います。

確かに「肉、魚」は多くのタンパク質を含んでいますが、他にも多くの食材にタンパク質は含まれています。

また、一日に必要なタンパク質を「肉、魚」などタンパク質を代表する物だけで補おうとすると、バランスも悪くなり、無理が生じます。

食材タンパク質一覧表

代表的な食材に含まれるタンパク質の量について、カロリーと合わせてご紹介します。

多くの場合、表示されている数値は100gあたりの値を表示している事が多く、実際に食べる量とはかけ離れている事があります。

その為、ご紹介する以下の表には一般的に食べるであろう量のカロリーとタンパク質量を表記しています。

細かい事を言ってしまえば、例えば乳製品であればメーカー、商品でも数値は違ってきますが、大幅に異なる事はない為、一つの目安として参考にしていただければと思います。

主食

毎日食べる主食にもタンパク質は含まれています。

比較的「ごはん」はタンパク質が少ないものの、種類によってはタンパク質を多く含んでいるものもあり、一日3食も食べていれば、主食からも多くのタンパク質が摂れている事が分かります。

主食カロリータンパク質
ごはん
150g
252kcal3.8g
食パン1枚
6枚切り
158kcal5.6g
うどん
(ゆで麺)
250g
263kcal6.5g
そば
(ゆで麺)
250g
330kcal12g
中華麺
(ゆで麺)
250g
373kcal12.3g
スパゲティ
(ゆで麺)
250g
413kcal13.5g

魚には多くのタンパク質が含まれています。

中でも「鮭」は高タンパク質でビタミンDも多く含まれる為、非常におススメです。

魚80g
(可食部)
カロリータンパク質
106kcal17.8g
198kcal16.5g
ぶり206kcal17.1g
さんま254kcal14.5g
アジ101kcal15.8g

肉類は非常に多くのタンパク質を含みます。

中でも「鶏ササミ」は低カロリー、低脂肪なので、カラダ作りをしている方に選ばれますが、比較的旨味が少なく、日常的に積極的に食べていこうと考えると少しハードルが高い気がします。

総合的には豚肉が高タンパク質、ビタミンB群を含み良質であると思います。

肉100gカロリータンパク質
豚ロース263kcal19.3g
豚もも183kcal20.5g
豚バラ386kcal14.2g
牛ロース411kcal13.8g
牛もも265kcal17.8g
牛バラ371kcal14.4g
鶏もも200kcal16.2g
鶏胸肉191kcal17.8g
鶏ササミ50g53kcal11.5g

卵、大豆製品

卵は高タンパク質で手軽に料理出来るのでおススメです。

大豆製品は植物性タンパク質です。

動物性タンパク質に比べると比較的タンパク質は控えめですが、低脂肪、ビタミン、食物繊維も含まれる為、動物性タンパク質ばかりではなく、植物性タンパク質も積極的に摂る事をおススメします。

卵、大豆製品カロリータンパク質
卵1個
50g
76kcal6.2g
ウズラ卵1個
13g
23kcal1.6g
木綿豆腐1/3丁
100g
72kcal6.6g
絹豆腐1/3
100g
56kcal4.9g
高野豆腐1枚
16g
85kcal7.9g
厚揚げ1/2枚
100g
150kcal10.7g
納豆1パック
50g
100kcal8.3g
大豆水煮
50g
70kcal6.5g
豆乳
200cc
95kcal7.4g

乳製品

乳製品の代表「牛乳」も高タンパク質なのですが、「お腹がゴロゴロする」など、カラダに合わない方も多いと思います。

対策としては、温めたり、少しずつ飲んだりする等の方法がありますが、他にヨーグルトやチーズであれば、「お腹がゴロゴロする」原因の一つ、乳糖が分解により少なくなっている為、おススメです。

乳製品カロリータンパク質
牛乳
200cc
137kcal6.8g
ヨーグルト
100g
62kcal3.4g
6pチーズ1個
18g
58kcal3.7g

食事の回数とタンパク質

食事の回数についてはこちらでご紹介していますが、1日に必要なタンパク質を満たす観点からも、食事の回数は少ないよりも多い方が理想です。

食事の回数少ない

食事誘発体熱産生が少なく、食事をしたことによるカロリー消費が少ない。

少ない食事回数で1日に必要なタンパク質を満たすのは困難。

食事の回数多い

食事誘発体熱産生が多く、食事によるカロリー消費が期待できる。

複数回の食事で無理なくタンパク質を満たす事が出来る。

まとめ

理想的なタンパク質の摂り方

  • 1日のタンパク質の必要量を知る。

体重×タンパク質0.8~1.5g

※体重あたり「1」を基本に「0.8を下回らない」「1.5を上回らない」くらいが目安。

  • 今の食生活でどれだけタンパク質が摂れているか見直してみる。

1日に必要なタンパク質を計算した上で、自分が日常的にどの程度タンパク質が摂れているか、チェックしていただく事で、改善の必要性が分かります。

タンパク質について計算してみると、意外と足りていないという事もあります。

基本的には日々の食事で補って、それでも足りない、或いは難しい場合はプロテインを検討しても良いかもしれません。

参考にしていただければ幸いです。

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