カルシウムの多い食材

カルシウムは骨を元気に保つ為に重要な要素です。

骨は溶出と吸収を繰り返し、常に生まれ変わっています。

その為、日常的に必要な量のタンパク質を取り入れていく必要があります。

今回はカルシウムの1日に必要な量とおススメの食材などについてお伝えします。

カルシウムは足りていない

カルシウムはカラダへの吸収率が低く、25~30%くらいと言われています。

もともと吸収が悪いのに加え、日本人はカルシウムの摂取量が少ないです。

カルシウム摂取量の中央値(㎍)

男性女性
475454

カルシウムの推奨量(㎍)

年齢男性女性
1~2歳428415
3~5歳587532
6~7歳585538
8~9歳645750
10~11歳708732
12~14歳991812
15~17歳804673
18~29歳789661
30~49歳738660
50~64歳737667
65~74歳769652
75歳以上720620

<ポイント>

日本人のカルシウム摂取量は推奨されている量を全体的に下回っている事がわかります。

また、カルシウムの摂取量は男女共に30代が最も少ないという結果が出ています。

日本人の食事摂取基準(2020年度版)抜粋

カルシウムおススメ食材

カルシウムを多く含む食材

食材100gあたり(㎍)

黒砂糖240
きな粉190
生揚げ240
油揚げ310
納豆100
アーモンド250
ケール220
小松菜(ゆで)150
モロヘイヤ(ゆで)170
つるむらさき(ゆで)150
春菊(ゆで)120
大根葉(ゆで)220
青梗菜120
水菜200
しそ230
バジル240
パセリ290
煮干し740
ししゃも330
牛乳110
低脂肪無糖ヨーグルト130
プロセスチーズ630
アイスクリーム140

黒砂糖

黒砂糖はカリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富です。

その為、黒砂糖から作られる黒蜜も同様にカルシウムにも多く含まれています。

豆類

豆類にもカルシウムは多く含まれています。

豆類はカルシウムだけでなく、良質なタンパク質を含む為、おススメです。

生揚げや納豆などは日常的に食べやすいのではないでしょうか。

種子類

種実類はカルシウムを多く含みますが、他の食材と異なり、カルシウムを目当てに、例えばゴマを100g食べる事は難しいので、カルシウムを目当てに積極的に食べる食材としてはイマイチだと思います。

野菜類

野菜類は非常に多くのカルシウムを含む食材が多いです。

中でも「小松菜」「モロヘイヤ」「つるむらさき」はカルシウムを非常に多く含んでおり、おススメです。

しそ、バジル、パセリなどは数値上、カルシウムを多く含みますが、これも100gあたりの値なので、実際に食べられる量からすると、カルシウムを期待できる食材とは言えません。

魚類

魚はカルシウムを多く含んでいるイメージがあるかもしれませんが、これは魚の骨が大きく影響しています。

その為、骨まで食べられる「煮干し」や「ししゃも」がおススメです。

煮干しはミキサーで砕いて味噌汁に入れて食べても良いと思います。

乳製品

乳製品は全体的に多くのカルシウムを含んでいます。

お腹がゴロゴロしやすい方はヨーグルト、チーズを日常的に食べる事がおススメです。

カルシウムとビタミンD

カルシウムはカラダに吸収し辛いものですが、ビタミンDを摂る事で吸収力を増加させることができます。

カルシウムだけでなく、ビタミンDも足りてない日本人

1日に必要なビタミンDは8.5㎍です。

ビタミンDはカルシウムと同様、男女共に30~49歳でビタミンDが不足しています。

日光で作られるビタミンD

日光を浴びる事でビタミンDは作られます。

紫外線による日焼けやシミも気になりますが、防ぎすぎてしまうとカラダがビタミンDをつくるのを防いでしまう事にもなります。

ビタミンDを多く含む食材

干し椎茸、木耳などはビタミンDを多く含む食材として有名です。

しかし、実際に食べるグラムで計算すると、そこまで優秀とは言えません。

・干し椎茸のビタミンD

100g 1枚3g
17㎍0.5㎍

・キクラゲのビタミンD

100g1枚0.5g
85㎍0.4㎍

栄養量は100gで表記される事が多い為、見かけ上、多く見えているだけとも言えます。

ビタミンD圧倒的に優秀なのは鮭

鮭の種類にもよりますが、全体的に鮭はビタミンDが非常に多く含まれています。

紅鮭100g ⇒ 33㎍

まとめ

カルシウムはカラダを作る為に大切なミネラルです。

日常的にカルシウム、ビタミンDを多く含む食材を食べて、積極的に外出をして日光を浴びる事も重要です。

参考にしていただければ幸いです。

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